本格的な食事を楽しむレストラン、居酒屋感覚のブラッスリー

大まかに言えば、レストランは本格的な料理を提供する場所。対するブラッスリーは、お酒がメインの居酒屋的な存在です。

フランス旅行中、思い出に残るような素敵な食事を楽しみたいならレストラン、地元の和気あいあいとした雰囲気を感じたいならブラッスリー、というように選ぶといいでしょう。

コース料理を楽しむなら「レストラン」！星付きの高級店も数多い

レストランは、日本人が抱く「フレンチレストラン」のイメージそのもの。本格的なコース料理やレストラン自慢のテイスティング・メニューなどを堪能できる場所で、ミシュランの三ツ星を取るような高級店も、ほぼ「レストラン」にあたります。

料理の味だけでなく、プレゼンテーションやワインの品揃え、お店のしつらえなど、食事の体験そのものを総合的に満喫したいときにおすすめです。

醸造所が起源の「ブラッスリー」。庶民的な料理と雰囲気を楽しもう

「ブラッスリー」はもともと、ビールの醸造所という意味の単語。現在でもお酒がメインのお店が多く、食事はおつまみになるようなカジュアルなものが一般的です。

フランスと言えばワインのイメージですが、ビールの生産をしている地域も少なくありません。全世界的なクラフトビールブームのなか、いろいろなお酒を気軽に飲み比べたい人に最適です。

地元の人達がワイワイとしゃべりながら飲み食いするような場所なので、カジュアルな服装でふらっと立ち寄ることができるのも便利です。

カフェ、ビストロ、サロン・ド・テの違いは？

その他にもよく見かけるのは、カフェやビストロ、サロン・ド・テでしょうか。

カフェは、コーヒーや軽食を提供するお店で、日本のカフェとほぼ変わりがありません。

ビストロは、大衆的な食堂といった位置づけで、その地方ならではの家庭料理を楽しむこともできます。

サロン・ド・テは、本格的な紅茶やケーキを提供する、格式高めの喫茶店。

ぜひ目的に合わせて使い分けてくださいね。

いろいろなフレンチを食べ比べよう！

フランスの飲食店のバリエーションには、食にこだわるフランス人の国民性が現れています。街角の食堂であっても、思わず「美味しい！」と感動してしまうような、ベースのレベルの高さもフラン スならでは。

レストラン、ブラッスリー、ビストロなど、それぞれの違いをおさえて、楽しくお店選びをしてみましょう！